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再上場銘柄は嫌われる
2020-12-23 17:47日本の株式市場ではおよそ3800もの銘柄が取引されていますが、その中には過去において一旦上場をやめて、それなりに御化粧をし直して再上場した銘柄も存在しています。 長期投資家にとっては運命をともにしようとリスクテイクしようとしていたのに上場を取りやめることになって残念な思いをしたりしますが、様々な投資家の短期的な思惑から外れて自由な企業運営で企業のブラッシュアップに努めて、改めての上場となる訳ですが、再上場銘柄への評価は余り高いとは言えません。 筆者が知る限りでは今年は雪国まいたけ(1375)、ローランド(7944)、バリオセキュア(4494)などが再上場したのかと思います。 これらの株価は押し並べて上場時の人気がなく、上場後も右肩下がりが見られます。 すかいらーくHD(3197)、オークネット(3964)、トーカロ(3433)、マクセルHD(6810)、スシローグローバルHD(3563) -
アーカイブ配信中! ■四季報セミナー ガチャ氏×炎のファンドマネジャー氏 四季報の裏側、全部お話しします! その4
2020-12-23 00:0212月19日収録のアーカイブ配信中!!年内いっぱい視聴可能です。 某上場企業社長がTwitterで四季報記事に苦言を呈していましたが、このセミナーを受講すればいいのにな…と感じています。 四季報investorsの会、主宰の堂島氏も以前参加して、内容を評価していただきました。 元記者だから語れる、しがらみのない「四季報のホント」がわかります。 また、金融業界で40年以上活躍する炎のファンドマネージャ―氏の見方も参考になります。★四季報最新号(12/16発売)についても解説します!「本当に取材しているの?」「記者一人あたり何社担当?」「企業から圧力はあるの?」「社長に取材しているの?」「業績予想の表現の違いは?」「新人記者が担当する企業は?」など四季報の疑問が解消します! 四季報執筆&調査に5年間携わっていたガチャ氏が、その裏側と興味深いトピックを全部開示。 実際に携わってきた人間だけが分 -
新型コロナ感染拡大でも株高。出遅れバリュー株にも買いが続いて底上げ相場
2020-12-23 00:00日経平均は、12月に入り27000円を目指す動きを示したが、26800円台に入ると必ず売り優勢になってしまい、11月30日を含めこの12月、11回の26800円台まで買われるが、終値ベースで26800円台の引けた日は4回と、高値でも26894円、26889円と26900円近くまで上昇するものの、引け値が26700円台になり、売りに押される動きが半月ほど続いている。 弱い動きになっているようにも見えるが、半面、26500円台では必ず買い戻しもあって下値も堅い。 このような相場は、11月初めより本格的な上昇が始まり、一時ちょっとした押し目はあったものの、23000円台から26000円台と3500円超の上昇示現。12月からは26000円台での高値もみ合いを続けていますが、株式市場が上昇すると、新型コロナ感染者も増加傾向を示し、相関関係があるのか、共に上昇している(17日も東京都の感染者数800 -
市場潮流
2020-12-22 23:59今週(12月14~18日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で110円87銭上昇し(率にして0.41%の上昇)、2万6652円52銭で取引を終えました。2週ぶりの上昇です。 国内での新型コロナの感染者急増が重荷になりましたが、欧米でのワクチン接種の開始、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和を長期間維持する方針を示したことなどが支援材料となり、小幅な動きに終始しましたが、週間では小幅高を確保しました。 年末も近づき、海外投資家がクリスマス休暇に入るなど、市場参加者が減少する時期になりますが、先高期待から、国内の個人投資家を中心に物色意欲は旺盛なようです。 「国産初の手術支援ロボットの量産を開始した」との報道から、川重(7012)が急騰するなど、材料のある銘柄には、すかさず買いが入ってきます。 先週も記述いたしましたが、短期的には上値の重い展開はやむなしと考えますが、中期的には強気を維持し -
株の玉手箱 『着眼大局着手小局』No.14
2020-12-22 23:55~相場の観測~【年足参照】 =上昇途上=※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。https://1376partners.com/content_page/12415 迎える2021年は丑年である。年間平均騰落率は、十二支中11番目と芳しくない。だが、ざっくり捉えると良くも悪くも大きな転換期にも遭遇しているようだ。 日経平均株価の波動(時間関係)からは、前回の上げ期間1974年~1989年まで16年(両端入れ)となっている。現在は超長期の調整を経て09年の「大底」から12年(両端入れ)の経過である。また、値幅は前回の上げ幅が35,560円(3,355円~38,915円)である。 相場は“時間と値幅(=水準)”において「バランスする」との考え方から、迎える2021年はまさに「上昇途上」にある“通過点”の年にすぎないようだ。 因みに、「干支」で表現した相場格言では、丑(うし)つま -
投資家に必要な基本的な素養-「寛容」について思うこと
2020-12-21 19:51●日本国籍と差別 私は日本国籍を持つ。 4代前の兼吉、3代前の金次郎、2代前の鹿十郎、先代の登。 そして私へと繋がる系譜がある。 もし誰かが、「山本は日本人だからズルをする。日本人だから民主主義を破壊する」と批判されたなら気持ちよいものではないでしょう。 しかし、日本人が「あんたは日本人、とっとと国に帰れ、お前が出る幕じゃない。人種的に劣っているから犯罪ばかり起こす。やっぱり日本人だ」と日本人から言われることはない。 一方で、日本人が中国や韓国やロシア人を馬鹿にして批判することはたまに耳にする。ヘイトスピーチなどを公然を行う輩も多い。 今年はコロナ禍で、米国大統領選挙が行われ、トランプ大統領が政治的な伝統文化を破壊し、極めて有害な陰謀論を世間に撒き散らし、民主主義の破壊を試みている。 ことあるごとに敵を作り出し、他者を吊し上げ、盲目的に証拠もエビデンスもなく批判している。 そしてトランプの -
航空業界
2020-12-21 19:49始めに、先日は「闇バイト」と題するNHKの特集番組を見ました。 お金に困った若者(20歳前後)を闇バイトに誘う手口に気を付けましょうという主旨でしたが物足りない番組でした。日本のTV局特有の?単なる注意喚起に留まった内容でしたから。 最大手メディアの使命として課題や解決策なりを提示すべきと思いました。 例えば、18~24歳で生活に困った若者に一律給付金を出すとか。この世代約800万人のうち最大で20%が困っているとしたら、160万人に一律5万円を支給するとして月間800億円。1年間でも1兆円弱です。給付実務は学生を良く知る大学や専門学校に委ねても良いでしょう。実際にはもっと少なくて済むのではないでしょうか。額を減らして学生全員にでも良いかも知れません。 今回政府が確保した予備費内で間に合うし、社会保険費約120兆円の1%を回しても良さそうです。これだけで若者の不本意な犯罪が一気に減り、且 -
ドルの先行きをぼんやり考えながら鈴木一之さんのセミナーを宣伝
2020-12-21 19:48「億の近道」読者のみなさま、村田と申します。 コロナを言い訳にみなさまとは大変ご無沙汰してしまい恐縮です。 お元気に過ごされていますでしょうか。 私は、新型コロナをきっかけとした社会の変化を眺めながら、元気に過ごしております。 昨夜、近況報告も兼ねて、「億の近道」発行人の松田さんに連絡をしました。松田さんからは、「元気なら読者の方々になにか書いてくださいよ」とありがたいお言葉をいただき、今回「億の近道」にお邪魔させていただくことになりました。 通貨ストラテジストという仕事を辞め、早2年が過ぎました。 しかし、そんな私が、「億の近道」読者のみなさまにお伝えできるネタは、為替くらいしかないようです。 以下はそんな人間が書いたドルに関する雑感です。よろしければご笑覧ください。 本日(12月17日)の早朝、米連邦準備理事会(FRB)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を公表しました。数多く -
子供のうちに含み損を抱える経験をしよう
2020-12-18 20:15億近読者の皆様こんにちは。 小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。 子供の時に投資のことを学ぶのはとても良い経験になります。それは子供だけでなく親にとっても良いものになります。 子供の時に投資教育をすると、子供が投資家としてとても大事な経験をすることができます。 それは、「含み損を抱える。」という経験です。 例えば私が子供の投資教育として推奨しているお家の中でのお店体験は、子供が材料を買ってきて、価値をつけて親に売るというものです。 1,000円で買ってきたコーヒー豆等の材料でコーヒーやお茶を作り、お家で売る、というものです。材料を売り切ると1,000円は2,000円くらいに増えます。 言葉で言えば当たり前のことですが、1,000円札を、材料に変えた状態、在庫を抱えた瞬間に含み損が発生します。 スーパーで1,000円で買ったものは、その時点で1 -
有料メルマガライブラリから(362)「今逆境は自分の投資能力を鍛えてくれる」
2020-12-17 20:42有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。==コラム「今逆境は自分の投資能力を鍛えてくれる」== (有料メルマガ第266回・2014/2/18配信号)※2014年2月現在の内容です。留意してお読み下さい。【前略】 投資家にとって必要なことは、かならずリスク・オフ状態をもたらすイベントが起こるなら、その事態を想定して準備をしながら、リスクを管理して投資を実行していくことです。 このように逆境を経験していくこと、そして逆境を乗り越えるために試行錯誤をして自分の投資能力を鍛えていくこと。成長させていくこと。このように逆境に鍛え上げられた投資家は投資