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IR担当者様へ 今からでも遅くない外国人投資家へのアピール
2023-06-22 14:10
今でこそ外国人主導で人気化する日本を代表する主力銘柄ですが、その数は上場企業3800社の20%から30%程度(800から1000社程度)にしか過ぎないと思われます。それは外国人投資家の持株比率でわかります。 大規模な資金運用をする海外運用機関は国際分散投資で時価総額の小さな細かい株、特に市場が国内のみの企業には投資することはないと思われますので、直近の相場のような二極化は起こりがちです。 だからと言って時価総額が500億円以下に留まっているプライム、スタンダード、グロース銘柄もあきらめる必要はなく特に現状既にグルーバルな事業活動を行っているような企業、今後世界市場でビジネス展開を狙っている中堅企業にとっては国内投資家に留まらず外国人投資家に自社株を売り込むチャンスが到来していると考えられます。 「うちは国内市場のみだから外国人向けのIRはやっていない」なんて言う企業があれば、それは間違 -
低評価の老舗大型バリュー銘柄に人気化の兆し
2023-06-22 14:08
日本最大の製紙会社、山林保有企業である王子HD(3861・時価558.8円、外国人持株比率23.5%、株主数6.9万人、時価総額5549億円)や三菱グループの総合不動産会社、三菱地所(8802・時価1746円、外国人持株比率43.6%、株主数8万人、時価総額2.3兆円)などの老舗企業がこのところようやく株価上昇。 昨年11月頃からの上昇傾向が見られるTBS(9401・時価2438円・外国人持株比率15.6%、株主数1.9万人、時価総額4170億円)や日本テレビHD(9404・時価1330円・外国人持株比率19.1%、株主数3.1万人、時価総額3500億円)などのテレビメディア各社などとともに低PBRの是正に動き始めている。 残念ながらテレビ株は放送法の絡みから外国人投資家が20%以上は買うことができないため上げピッチは鈍いが、こうした老舗企業の株価は依然として過去の高値に対して低い位置 -
若者を襲う金融詐欺に思う エビデンスの重要性
2023-06-22 01:42
2番目の息子は在学中にとある弁護士事務所でアルバイトをしていました。 その事務所は各種の詐欺被害の人々の相談を受け付けていました。多くの若者が金融詐欺の被害にあっていることを次男から時折、聞いていました。多くは利回り保証のタイプで高利回りをうたうものです。 仕組み的には、「ねずみ講」。 対象となる金融商品は、仮想通貨が多い。 もちろん、若者たちが振り込んだ最初の数十万円というお金は戻りません。 残念なことに、知り合いや友達から誘われるケースが多く、知り合いを信じて騙されてしまったショックからか自殺者も出ています。 こうした多発する詐欺への対策としては金融教育を学校ですべきだという機運が盛り上がりつつあります。実際に、高校では家庭科の時間を使って金融教育が始まっています。 しっかりとした金融教育が求められます。 つい先日、200兆円を運用するティー・ロウ・プライス様のESG部門が主催する -
横並び意識
2023-06-21 11:43
証券取引所から割安(低PBR)企業へのプレッシャーやバフェット氏の日本株投資の話題が広まってから、3月中旬をボトムとして6月13日までに日経平均株価で約6,000円、率にして約22%も上昇しました。 流石に外人買いが増えると上がるなぁ~と感心しつつも、半導体関連や日経平均への寄与度が高い銘柄ばかりが物色される市場にはついていけませんでした。知り合いの方達からも「こんなに日経平均は上がるのに自分の株は上がらない」と言ったお話しもよく聞きました。 全体的には株主還元を打ち出したバリュー銘柄も買われました。株主還元に消極的だった日本企業の大御所達も流石に重い腰を上げたと言うべきか。ばらつきはあるものの増益となった企業が多いためか、人材確保のために人件費を上げるとともに、自社株買いなどを発表する会社が増えました。 さて、確かに米中デカップリングの影響や円安により日本株が見直されることは理解でき -
好きなことのためにお金を使って生きていく。「エノテカ オルチャ」オーナーシェフ富田泰正さんと考える人生の楽しみ方。-前編」
2023-06-20 23:43
久しぶりにインタビュー記事をお届けします。 今回は世田谷でイタリアンレストラン「エノテカオルチャ」を経営するオーナーシェフ、富田泰正さんに登場していただきます。 外資系の大手IT企業を59歳で退職後、ご夫婦でイタリアに1年間留学。 ずっとやってみたかったイタリア料理を学び、エノテカオルチャをオープンされました。 その他にもジャズ、太極拳、落語と多彩な趣味を楽しまれている富田さんは、まさに幸せなお金の使い方を実践されているように思えます。 60代、70代に向けてどんな準備をしたことが、自分らしい人生を楽しむ今につながっているのでしょうか。そして、人生における幸せなお金の使い方とは?いっしょに考えてみましょう。●シリコンバレーのエグゼクティブから感じた自由な生き方と「ファイナンシャル インデペンデンス」小屋「富田さんと初めてお会いしたのは、外資系の大手IT企業をリタイアされた直後でしたよね -
有料メルマガライブラリから(481)「投資家の資金が集まりやすいと誰もが考える銘柄を選んでいきたい」
2023-06-16 11:48有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「投資家の資金が集まりやすいと誰もが考える銘柄を選んでいきたい」 (有料メルマガ第222回・2013/4/9配信号)※2013年4月現在の内容です。留意してお読み下さい。【前略】 私のポートフォリオも痛撃を受けました。4月1日から黒田日銀の金融緩和が発表されるまでの4月4日の午後1時くらいまでの3日と半日で、私が利益確定して証券会社の外に出した今年の利益の3分の一と同じくらいの資産の減少が起きました。 すでに市場では投資家の期待が大きく膨らみすぎて富士山(ロイターの表現)のように高くなっていたの -
6月18日(日) アイルさんの個人投資家勉強会 ハイブリッド&無料![メンタルヘルステクノロジーズ(9218)&ユナイトアンドグロウ(4486)]
2023-06-13 13:28
億の近道も応援する、個人投資家アイルさん主催のオンライン勉強会です。 今回はメンタルヘルステクノロジーズ(9218)とユナイトアンドグロウ(4486)の2社が登壇。 たっぷりの質疑応答時間は勉強会の特徴です。 上場企業トップが登壇して質疑応答できるのはなかなかレアなイベントです。 ご自身が質問しなくても参加者の質問を聞いているだけで参考になります。 ぜひご参加下さい。■日時:6月18日(日)11:40~■場所:名古屋市内+オンライン■参加費用:無料■内容 11時40分~12時10分 雑談※ 12時30分~14時30分 メンタルヘルステクノロジーズ会社説明会 14時45分~16時45分 ユナイトアンドグロウ会社説明会※この内容はアーカイブ配信なし 終了後、近隣の店舗で懇親会を予定しています(実費4千円)■詳細、お申込みはこちら ⇒ https://nagoya-study-2023061 -
投資家の会話
2023-06-13 13:24
このところの株式相場は強いようですが、本日は3人の投資家が飲みながら語っていたのをメモして見ましたのでご紹介しておきます。 本日登場しますのは3人の投資家、奥ヒロシ、野地伸夫、上地勝明。 それぞれ株式投資家として活動している方々です。奥「いやー、このところの株式相場は強いねー。去年の12月なんて悲惨だったけどわずか半年で日経平均は20%も上がってきたよ。」野地「確かにそうだけどね、俺はこの相場は嫌いだよ。何だか日経平均やらトピックスに連動して動く一部の銘柄だけやたら上がっている感じがしてね、面白くない。外人主導の株高なんてね、嫌なんで俺は今、わが道を行ってるよ。」上地「それは私も同感なんだけど、これも相場。ついていくしかないんじゃないの。相場というのは一種のファッションみたいなものだからね。相場の潮流に竿さしても得しない。ここからの展開をじっくり見守っていきながら持っている株の活躍に期 -
13日から始まる6月のIPO
2023-06-13 13:23
ここしばらくなかったIPOですが、6月13日から久々に始まります。 IPO銘柄投資にご関心のある投資家各位にとっては4月26日のRidge-i(5572)以来のIPOで心待ちにされていたのかも知れません。 既にプレIPO段階で公開株を入手されて待たれている方もお見えかも知れませんが、多くは初値以降の挑戦となります。 6月のIPOは18銘柄が予定されており、月末にかけラッシュとなります。 既に7月も3銘柄が予定されておりますがIPO企業の内容を吟味しながらビジネス潮流を考えるヒントも得ることにしたいと思います。 まずは26の1-4月銘柄についてご覧頂き、6月IPO18銘柄についてもチェックしていきたいと思いますので宜しくお願いします。【2023年1-4月のIPO銘柄】 26銘柄のうち9銘柄が初値を時価が上回っていますが17銘柄が下回っています。1)テクノロジーズ(5248・G) エンタメ -
株式相場活況の裏で
2023-06-13 13:20
バフェット発言に続くカーライル社共同経営者など外国人投資家の発言で勢いづく日本株。 いわゆる巨大マネーを国際分散投資している外人投資家の発言で日本のコア銘柄の株価がこのところ急騰を演じていることはご存知の通りかと思います。 こうした株式相場の潮流に乗り遅れまいと多くの投資家が行動に出たものだから日経平均やTOPIXは33年ぶりの高値更新だとかメディアが騒ぐことになり、ややバブリーな印象を投資家がもってしまうことになりますが、実際にはそうでもないとクールに見ておられる皆さんも多いのかも知れません。 現在、東証の市場改革(外国人投資家を呼び込むための)施策が打たれて以降、株式市場はプライム、スタンダード、グロースの3市場に分かれることになりました。現在これら3市場には3798社が上場しています。 プライム市場には1834銘柄が上場しており、時価総額は788兆円、1銘柄当たり時価総額は約43
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