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今週(8月27~31日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で263円38銭上昇し(率にして1.2%の上昇)、2万2865円16銭で取引を終えました。2週連続の上昇です。
前週の地合いを引き継ぎ、30日(木)まで8日続伸。週末の31日(金)は小幅ながら反落しました。米国株が上昇基調を維持したことに加え、中国・上海株などアジアの株式相場も軒並み回復基調となり、28日(火)には一時、日経平均株価が2万3000円を約2カ月半ぶりに上回りました。
31日(金)は、トランプ米大統領が来週にも2000億ドル分の中国製品に対する追加関税を発動するとの報道から安く始まりました。しかし、中国の8月の製造業PMIが51.3となり、7月実績(51.2)から0.1ポイント改善したほか、市場コンセンサス予想の51.0を上回ったことから、中国の景気に対する安心感が広がり、日経平均株価は大引けにかけ、戻り歩調となりました。
来週は引き続き、貿易摩擦問題への警戒感が燻るものと思われます。
日経平均株価が2万3000円を上回って上昇に向かうのは、当面難しいように思われます。
引き続き、好業績銘柄を個別に評価したいと思います。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)