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相川伸夫のピックアップ銘柄1Q決算フォロー
2020-08-20 13:31■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー ※8月14日(金)執筆時点・山王(3441)2016年12月19日配信 株価560円⇒1005円(+79%)・テノックス(1905)17年2月20日配信 株価815円⇒880円(+8%)・特殊電極(3437)17年6月12日配信 株価2922円⇒4650円(+58%)・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信 株価1831円⇒1414円(-23%)・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信 株価1577円⇒851円(-46%)・パウダーテック(5695)18年2月19日配信 株価4845円⇒2877円(-41%)・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信 株価1970円⇒3230円(+64%)・アバント(3836)18年6月25日配信 株価473円⇒1054円(+123%)・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信 株価2718円⇒ -
日本発オンラインクレーンゲーム会社サイバーステップの野望
2020-08-06 21:28日本発で世界に打って出ることのできる可能性のある新たなビジネスを展開する企業にサイバーステップ(3810)がある。 先週開催された決算説明会で同社の創業者である佐藤社長が語ったことは表面的には今期、減収減益見通しでネガティブな印象があるのに対して、ビジネスの方向性としては比較的ポジティブな内容だった。 オンラインクレーンゲーム「トレバ」の成長でライバル他社も追いかけてくる中で業績の拡大をどのように図っていくかがポイントとなる。 そこは業界のパイオニア的存在である経営者の手腕が問われているが、過去の経緯を踏まえると、ここをベースに成長を求めることができれば、投資チャンスがあると考えられる。 佐藤社長は高専出身で基本はモノづくり。学生時代のロボットコンテストにも挑戦したことがあるというからユニークな経験がある。 現在はオンラインクレーンゲームのヒットで一花咲いた感がある。月商10億円、年商1 -
大魔神のアンテナ 新型コロナ感染者拡大でも株式市場は無視する理由
2020-08-05 11:273月の時はパニック的な売りが売りを呼び大きく下落した。そして、今まさに第2波が到来している。米国での死亡者も3月に比べて増加傾向を示している。 日本においても死亡率は低いが感染者は10代から30代までの若者の感染者が爆増している。それに伴い高齢者も増加傾向を示しつつある。 本日(30日)も東京都で367人感染と発表された。重症患者も22名と増加している。 その報道があっても株式市場はちょっとした売り材料になっていたが、反対に新型コロナ関連株が物色された。「プレシジョン・7707」検査キッド関連銘柄が物色対象になり、マザーズ市場は上昇しておわりました。この動きからも超不思議な株式市場です。 無論、米国市場も同様です。 複数の州で感染者拡大の報道が続いていましたが、多少売り材料になっても、新型コロナワクチンがフェイズ2、フェイズ3に開発が進展したことについては大きな買い材料にしており、株式市 -
市場潮流
2020-08-05 11:26今週(7月27~31日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で1041円61銭下落し(率にして4.6%の下落)、2万1710円00銭で取引を終えました。3週ぶりの下落です。 米中対立激化への懸念、円高の進行、国内主要企業の低調な20年度第1四半期決算、新型コロナウイルスの感染再拡大などが重なり、日経平均株価は前週から6日続落。 週末の31日(金)は、東京都内の1日の新規感染者数が過去最多の463人に達したことなどが嫌気され、前日比629円安と大幅に下落。約1カ月ぶりに心理的な節目である2万2000円を割り込みました。 また、日経平均株価の6日続落は19年4月26日から5月14日にかけて7日続落した時以来、1年3カ月ぶりです。 3月本決算企業の第1四半期は4~6月ですから、新型コロナウイルスの影響でそれなりに厳しい結果になることは想定されたわけですが、足元の感染者数の拡大で、再び経済活動が -
市場潮流
2020-05-26 22:04今週(5月18~22日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で350円69銭上昇し(率にして1.8%の上昇)、2万388円16銭で取引を終えました。2週ぶりの上昇です。 週初から経済活動正常化の期待に加え、米国での新型コロナウイルスのワクチン開発への期待が高まり、日経平均株価は20日(水)まで前週から4日続伸。19日(火)には、3月6日以来、約2カ月半ぶりの高値に達しました。 しかし、週末にかけては、米中対立の再燃への懸念、22日(金)に開幕した中国の全国人民代表大会(全人代)で、香港での国家分裂行為などを禁じる「香港版国家安全法」が議論されることになったことへの警戒感などが高まり、21日(木)、22日と続落して一週間の取引を終えました。 国内主要企業の決算は引き続き厳しく、約6割の企業が20年度の業績見通しを見送っています。日経平均株価など指数の上値は重いと予想しますが、日銀によるET -
市場潮流
2020-05-20 00:16今週(5月11~15日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で141円62銭下落し(率にして0.7%の下落)、2万37円47銭で取引を終えました。3週ぶりの下落です。 週初の11日(月)は、前週からの流れを引き継ぎ、新型コロナウイルスの感染拡大ペースの鈍化に伴う経済活動再開への期待を背景に、日経平均株価は前週末比211円高と前週から3日続伸となりました。 しかし、翌12日(火)からは、新型コロナウイルスの二次感染への懸念、米中対立の再燃への警戒、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言に伴う米国景気への先行き警戒感などが浮上。日経平均株価は3日続落しました。ただ、週末の15日(金)は、日銀による上場投資信託(ETF)の買い入れ観測などを支えに4日ぶりに反発。前日比122円高で取引を終えました。 国内主要企業の決算発表が続いていますが、経済活動の人為的な停止などの影響で、総じて厳しく、 -
市場潮流
2020-05-12 11:13今週(5月7~8日)の東京株式市場は、2日間の立ち会いでしたが、日経平均株価が週間で559円74銭上昇し(率にして2.9%の上昇)、2万179円09銭で取引を終えました。2週連続の上昇です。 連休後の7日(木)は、欧米での経済活動の再開の可能性、国内の新型コロナウイルスの新規感染者数の減少傾向などを好感した買いが優勢となり、日経平均株価は前営業日比55円42銭高となりました。 8日(金)も続伸し、前日比504円32銭の大幅高で取引を終了しました。午前中に、米中間で貿易交渉を巡る「第1段階の合意」について電話協議がなされたとの報道があったことで、コロナの発生源などを巡る米中対立への懸念が薄れました。また、欧米の経済活動の再開に伴うペントアップ需要(抑圧されてきた潜在需要)の高まりへの期待なども支援材料となりました。 個別では、ファンケル(4921)など好決算、好業績見通しを発表した銘柄はす -
緊急事態宣言発令の中で決算発表シーズン入り
2020-04-14 16:233月期決算の上場企業の業績集計が始まった。 企業によっては既に発表を済ませた企業もあり、今後4月後半から5月中旬に向かって発表のラッシュ時期を迎えることになる。 石材、タイル等の高付加価値建材で業績向上を続けるアドヴァン(7463)は4月7日に決算発表。例年通り日本で1,2位を争う速さでの発表だ。 3月末に決算を終えて1週間での発表は異色だが、いつもなら2日か3日で発表していたとの印象があるのでこれでも今回は遅いと言う印象がある。 その中身についてはこの時世にしては驚きの上方修正。 売上、営業利益、経常利益、当期利益のいずれもが前回の見通しを上回る結果となりEPSは76.17円から115.38円へと上方修正された。 この結果株価はジリ高のパターンを描いて推移している。 ただ今期の見通しについては新型コロナウイルスの影響が見えないとの理由で開示はしていない。恐らく、他社においても決算の見通 -
守りと攻め
2020-02-20 15:18新型肺炎のニュースが連日賑わう中で、ようやくカルロス・ゴーン元日産CEOの話題が紙面から減り始めていますが、それにしても・・・国外脱出を許すなど日本の司法や検察などの何と甘いこと。 旧態依然とした検察や司法運営に問題を抱えたまま変化もできず、それに加えて逃げられてしまうし、司法制度まで批判されるのですから情けない。もちろん、この時世になってさえ自白至上主義を貫いて無理を通してきたのですから批判されても止むを得ないとも思いますけど・・・。 とは言え国家主権を侵害・批判されているのですから、それこそ国を挙げて強い対応をしなければいけないはずなのに、法務省以外の省庁の反応はまるで他人事です。本当は前面に立たねばならない外務省も何を言いたいのか?脳死状態です。あちらこちらで腐りきった縦割りの弊害ばかりが目につきます。 省庁を問わず問題が噴出している行政の体たらくは何時まで続くのか? それに加えて -
億近クラシックス2005:ファンダメンタルズ分析入門(2)
2019-11-28 14:19※このコラムは、2005年9月6日に掲載されたものです。
当時の経済的背景に基づいていますので、ご留意の上お読み下さい。
JUGEMテーマ:株・投資
■ファンダメンタルズ分析で売買タイミングがわかる?★キーワードは「前期」と「今期」。そして「減益」と「増益」 企業業績では、今年の決算期のことを今期、前の年の決算期のことを前期といいます。 例をあげましょう。 過去数年、連続して業績を伸ばしている企業があるとします。これを「増益基調」型企業とし、仮に企業Aと名づけます。 さて、増益基調とは、利益が毎年増加傾向にあることです。 一方で、前期(前決算年度)は減益(利益が減ること)になった企業があるとします。これを「前期減益」型の企業とします。この会社を企業Bとします。 前期減益型の企業Bは、今期は一転、増益となる見通しです。 さて、AとBのどちらの企業の株を買うのがよいのでしょうか。 さて、増益