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令和4年のIPO市場
2022-09-14 14:13
8月5日以来、途切れてきました今年のIPOですが、9月13日のジャパニアス(9558)という先端エンジニアリング企業の登場からまた再開です。 令和4年のIPOは2月3日のRecorvery International(9214・グロース)から8月5日のクラシコム(7110・グロース)まで43銘柄が取引されそれぞれに市場での関心を集めてきました。 悲喜こもごものIPO市場。 将来、成長する可能性のあるIPO銘柄に関心をお寄せの投資家の皆様も、機械的な取り組みをされている投資家の皆様も、その成果に違いは出ているかと思われます。せっかく申し込んだ公募が当たったと言っても初値が公募価格を割れたりもしますし、一方で人気を集めて初値が2倍以上となったケースも見られます。上場してからも上値を追うケースもあれば、上場後の高値から株価が3か月程度で半値水準にまで下落したりと様々なケースが見出せます。 令 -
復活気運が出てきたIPO銘柄
2022-04-13 15:43
今年になってこれまで17の銘柄がIPOしてきました。 混乱の余波はまだ続いているという印象ですが、4月になり、4日からの初の市場制度の下でIPOに至ったAI関連銘柄のセカンドサイトアナリティカ(5028)が公開価格1390円に対して初値3190円となり約2.3倍で取引が開始され、その後4750円(+48.9%)と言う高値まで上昇しました。市場改革後の第1号IPO銘柄として幸先の良いスタートとなりました。 これを受けて一連の直近IPOのAI関連銘柄も動意づくなど投資家の関心が再び高まってきたとの印象です。 参考までに以下に時価総額100億円以下銘柄のIPO後の本日までの株価変動を掲げておきます。*G=グロース S=スタンダード1.セイファート(9213・S)2月4日公開 美容サロンサポート 広告求人サービスから教育サービス 各種支援サービスへ展開。タブレット端末活用サービスに取り組む 公 -
IPO銘柄に目を向けることの意義
2022-04-13 15:41
ご存知のようにIPOというのは初めて株式を公開することです。 企業が発展しプライベートカンパニーから、より公的な存在に変わる時に訪れる選択肢の一つが株式公開になります。 日本経済の発展は多くの企業が売上、利益を成長させながら成し遂げられており、その一里塚としてIPOが存在し、成長資金を手に入れた企業の更なる発展が日本国の経済成長にもつながっている大事な制度と言えます。 投資家の皆さんはIPO企業が何らかの形で成長を続けることを期待しリスクマネーを投じることになるのですが、すべての既存の上場企業がIPOを経て今日に至っていることをまず理解しないとなりません。 IPO時に小さな企業だったのに振り返ってみれば今や世界的企業になっている事例は数多くあり、日本の産業構造の変化により、企業の取り組み方いかんで売上や利益が大きく成長していく可能性もあり、IPO後の成長に経営者や投資家は期待をしながら -
IPO後に忘れ去られた銘柄(その1)
2021-12-22 15:42
今年1年間で125銘柄もIPO銘柄が出てくるというIPOラッシュ。 特にこの12月は32銘柄が相次ぎ登場。その中でも今週は24銘柄が出てくるのでまさに東証アローズの鐘は休む暇もない状態となる。 本日IPOのAI関連の東大発ベンチャーJDSC(4418)は初値はわずか1円高の1681円でスタートしたが、その後は2018円のストップ高買い気配で終えるなど人気化。 それにしてもせっかく当たった銘柄をたった1円高で売られた方もいらっしゃる訳だから悔しい思いをされているのかも知れません。 本日はこれから始まるIPOラッシュの前哨戦だったのかも知れませんが、このほか在宅訪問薬局サービスのHYUGA PRIMARY CARE(7133)もストップ高となりようやくIPO市場に活気が戻りつつある。 こうした動きは市場関係者の努力の賜物なのかも知れませんが、こうした株価変動によって投資家の関心が高まるとI -
過去の安値圏に来つつあるバリュー株
2021-12-01 22:18
株式投資の王道は成長株投資。一口に成長株投資と言っても利益の成長性を見抜く必要が求められる。 過去から今日まで長期に利益成長を辿り評価され続けてきたのがトヨタ(7203)。トヨタ株を資産株として長期保有されている投資家は多いだろう。 また、産業のコメともいうべき半導体に関連する東京エレクトロン(8035)も誰も否定できない成長銘柄で半導体不足となっている今、新たな株高神話を醸成しつつある。 電子部品の村田製作所(6981)やキーエンス(6861)、日本電産(6594)、半導体関連素材の信越化学(4063)などの成長株が軒並み株価を上げてきた点は言うまでもないことだが、個人投資家にとってはこうした超値がさの銘柄はやや高嶺の花でもあり、ポートフォリオには入れ難い。 結局こうした銘柄は機関投資家や外国人投資家の投資対象となっているのだが、個人投資家にとっては新たな成長株や別の視点での投資対象 -
【炎】#297 炎の投資情報2020/06/15
2020-06-15 13:044000pt□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□
投資情報メールマガジン 2020/06/15
炎 の 投 資 情 報 (第297号)
-プロが導くお金創造のための投資情報-
週1回発行
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株式投資には不安がつきもの。山あり谷ありの株式相場を冷静に眺めるアナ
リストが発信する情報をお楽しみ頂ければ幸いです。
志を大きく持たれた読者各位の大いなる発展と成功を祈願しております。
ご一緒に頑張りましょう!!
なお、一部を「億の近道」に掲載することがありますので、あらかじめご了
承下さい。
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-本日の目次-
■はじめに
■相場の視点 ~ようやく下振れの動きを見せた株式相場、基調に変化が起き
るのか~
■注目個別銘柄(3銘柄)
■6月のIPO銘柄(6銘柄)
■コロナで目覚めた関西系企業 顧客基盤の有効活用に乗り出したサイネックス
■次回予告
報告者:炎のファンドマネージャー
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■はじめに
微調整か本格調整かで久しぶりに悩ましい展開となった先週の株式相場。
コロナショックでボトムをついた3月中旬から丁度3か月目に起きた下振れ
相場の中で皆様の対応はいかがだったでしょうか?
過剰流動性を背景にした上昇相場がどこまで続くのかという関心事とともに
ある日突然やってくる急落の恐怖との戦いが続きそうな株式相場ですが、まだ
今のところ市場参加者は余裕を持って眺めているようで、待機していた資金で
押し目買いに動いたという投資家も多いかと思われます。
もうそろそろ大幅な調整があってもおかしくない。痛めつけられた売り方が
流す観測を信じるか余剰資金を出遅れ銘柄に投じようとする積極的な投資家が
睨み合う展開の勝利者がどちらとなるのか皆さんとともに見守って参りたいと
存じます。
梅雨入りで鬱陶しい日々が続く中での定番のマスク生活が続きますが、引き
続き感染防止に心掛けながら、やや変動が激化しそうな株式相場をじっくりと
楽しみたいと思います。
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■相場の視点
~ようやく下振れの動きを見せた株式相場、基調に変化が起きるのか~
株式の変動を地震に例えると3月のコロナショックは震度6から7クラス。
地震対策と同様に当然ながら政府が動く。政府が動けば市場はそれを好感し
て元の状態に戻ろうとする。
武漢を震源地としたコロナ肺炎騒動からの復興に向けた動きが世界中で巻き
起こった状態という認識は、今後のリスクファクターを早くも意識し始めたの
か本格調整の予兆も感じられる先週末にかけての株価変動である。
一方では過剰流動性を背景に株高の流れをそう簡単には止められないとの予
測もあって高値更新に向けた動きがなおも続くという強気の意見も聞かれる。
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出遅れ銘柄研究のススメ
2020-06-10 13:18株式市場は全体的に底上げの展開になりつつある。 先行した材料銘柄に過熱感が出て横に拡がり、出遅れ気味だった銘柄にもホットマネーが入り込んで全体相場が嵩上げされてくると考えられる。 人気先行の材料株、好業績株に対して何らかの理由で出遅れ気味に推移してきた銘柄を研究することに意義が出てくる。 既に本年3月の公開価格以下で推移してきたIPO銘柄には軒並み公開価格を上回る動きが見られる。 この直近IPO銘柄の研究範囲を2年前あたりまで遡ってみると案外面白い結果が生まれそうだ。 IPO銘柄以外でもまだ年初来高値を上まらずに推移しているバリュー銘柄なども研究の余地がありそうだ。 先駆して勢いよく上げている銘柄の特徴も勘案してなぜ出遅れ気味なのかも考えてみると良いだろう。多くは不人気の東証2部銘柄だったりするが、マザーズ銘柄にもまだまだ公開価格や初値を下回っている直近IPO銘柄があるだろう。 2018 -
株の玉手箱 IPO銘柄に資金が集まるか!?6月上場ココが見どころ!
2020-06-08 21:59本文*約1500字・完読サクッと3分でどうぞ【まえがき】 あすなろ投資顧問代表大石です。 前回取り上げた「ピー・シー・エー」「ラクス」「オービック」「コムチュア」「システナ」「テラスカイ」どれも良い値動きしてくれてますね。コロナと共存できる会社は強いです。 さて今日は新しいコロナ共存銘柄をご紹介。 と言うよりは6月IPO全てウォッチ。【6月のIPOは全てコロナ共存関連!?】[6/24上場]コパ・コーポレーション 3月24日に上場中止になりましたが再度トライ。 この再度トライできるところに注目したい。コロナが理由で中止した会社は過去に例がない程でしたがこの短いスパンでの再トライは大きな意味があります。 業態も時流に乗っている通販。実演販売士の育成に力を入れていて販売力は年々強化され2015年3月から2019年3月で売上約3倍、経常約5倍の成長。株主には大きいVCはいませんし売り圧力もほぼなし -
直近のIPO銘柄研究
2019-08-28 11:34全体相場が不透明な中で個別銘柄にも調整、見送りムードが漂う状況が見られる。一方で何かでリターンを得たいとリスクマネーは虎視眈々と中小型株に触手を伸ばしている。 その中でもIPO市場には好需給の下で短期資金が入りやすい。 自ずと株価の変動も激しくなるが、タイミング次第では大きなリターンも得やすいとの判断から研究の余地はある。 今年は既に8月の創薬ベンチャーのステムリム(4599)まで44のIPO銘柄が登場した。 なかなか当たらない公開株に運よく当たっても株数は限られ、また当たったと喜んでも初値が公開価格を割り込んだり、大した上昇にならなかったりと悲喜こもごものIPO銘柄動向かと思うが、できるだけ工夫してIPO銘柄に挑戦してはいかがだろう。 ところで、今年の8月までの44銘柄という数は昨年よりもペースが鈍いように感じられる。やはり全体相場の停滞が影響しているのだろう。 9月26日のHPCシス -
大魔神のアンテナ 閑散相場に売りなし
2019-04-17 10:40閑散相場に売りなしとよく言われますが、今はまさにそのような相場ですね。 海外メディアの報道で、東京株式市場の時価総額が世界第3位から4位に後退したという記事がありました。今までは米国、中国と並ぶ3大市場でした。しかし、今は「香港市場」に抜かれました。 昨年12月の下落以来、外国人投資家は日本市場を無視する姿勢が続いており、国内投資家においても模様眺めの姿勢です。 閑散相場中では大型株への投資も控えめ、その分、中小型株・新興市場銘柄が今でも活況を呈しています。 3月まで活況であった「バイオ」株が、今週再び活況を帯び「キャンパス」が3日間のストップ高。また、「オンコリスバイオ」も再浮上して2日間のストップ高を演じました。また、同様にIPO銘柄等も、2月ひと相場を作りましたがこちらも再び盛り上がりを示しています。 全体感から見てやや寂しさを感じますが、そんな中でも株式市場はお仕事をしているので
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