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納得のいく投資を
2014-07-18 19:397月3日のコラムでは「上がるかどう分からない」との前提で割安銘柄の発掘を試みてみましたが、本日はソディックが金属3Dプリンターの記事で買い気配 のままストップ高になっています。こんなニュースが出るなら、そしてこんなに買われるなら買っておけば良かった(苦笑)と思いました・・・毎度のことです が(笑)。 確かに計画通りになれば売上げを10%近く押し上げるほどの材料ですが、まあ、こんなニュースが出てきて、そして良く見たら割安だった、しかも動きも軽そうだと言う事で買われているのでしょうか?相場は難しい(当たり前?)です。 分からないからこそ、1)割安に放置されている、そしていつかは、2)投資家から評価されるはず・・・等々の判断で買うしかないのでしょうね。小職の場 合には「上がりそうか否か」ばかりを基準にして儲かった記憶がありませんから、今後もこの手法でカメのように地道に行こうと思っています。 -
お金は使って初めて完成品
2014-07-18 01:11連載最終回は、お金の「使い方」についてです。ここまで3回の連載で老後の準備や自分にどれだけのお金があれば老後は安心して暮らせるのかといった、主に貯蓄・運用面での話を展開してきました。 具体的な計算方法などもご紹介してきましたので読者の皆さんは「自分」の老後の資金が足りているかどうかの目安ぐらいは付いてきたのではないかと思います。 その中で、 「どうやら、うちの家庭は年金とこれまでの資産で老後は何とかなりそうだ」 と思った方向けの話題です。 実はこうした家庭では、現役時代に倹約し、計画的に資産形成してきたからこそ、老後の心配が無いわけですが、このような方々は逆に老後お金を「使う」ことにとても心理的なハードルがあります。 そのせいもあってか、日本では60代以上の高齢者の方々がほとんどの金融資産を持っていることがわかります。 作家の邱永漢は「お金は稼いで半製品、使って初めて完成品」と言っ -
有料メルマガライブラリから(110)時に市場(=マーケット)は常軌を失う。そのとき自分が正気を保てればチャンスを掴める
2014-07-16 12:08有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 有料メルマガ6/24配信号の特別無料配布について、大反響をいただいております。ありがとうございます。 7/18最終〆切ですので、ご希望の方はお急ぎ下さい。 まだお読みでない方は、 1)まず億の近道掲載の一部伏せ字版をお読みいただくか http://www.okuchika.net/?eid=5071 2)この文末の申込方法にしたがって、無料購読へお申し込み下さい。 こちらはもちろん実名銘柄表記となっておりますので、今後の銘柄選びのご参考となること請け合いです。ぜひこの機会にお読み -
難しい投資局面
2014-07-16 12:05リーマンショック後の、長期にわたる日本株のバーゲンセールの期間もそろそろ終わりに近づいてきたようです。 リーマンショック以後これまでは、優良・成長企業を充分な「安全余裕率」を持って買うことは、それほど難しいことではありませんでした。しかし、最近は新規の投資企業(銘柄)を見つけるのに、あれこれ考えなければならないことが多くなりました。 また、以前お話したように、バフェット(バークシャー)の運用成績が5年にわたってS&Pを下回っている(つまり米国市場は過熱している可能性が高い) 状態ですし、共産主義中国、南北朝鮮、ロシア、ウクライナ、イラク、アフガニスタン、そして過去の債務問題が蒸し返されているアルゼンチン等、日本の外で の不安要因は数えきれません。 ですから、例えば中国の崩壊や南北朝鮮の消滅などこれらの不安要因のいくつかが現実化するまでは「待ち」の姿勢が基本です。無理に少ない安全余裕率 -
市場潮流
2014-07-14 16:30今週(7月7日~7月11日)の東京株式市場は、日経平均株価で5日連続の下落となりました。週間では273円、率にして1.8%の下落です。 米国の株式も調整含みであり、これまで堅調に推移してきた日米の株式も調整局面を迎えたようです。10日にポルトガルの金融不安が浮上したことも売り材料とされていますが、ただちに欧州全体の金融システム不安に結びつくことはないように思います。 現在、欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏の主要銀行に対し、健全性を確認する「ストレステスト」を実施しており、経営難の銀行が出てきた場合には、公的資本の注入などを含むそれなりの対策を実施するものとみています。 やはり、国内株式相場の下げは上昇局面の中での一時的調整と見てよいでしょう。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)も11日には107.29%まで 低下してきました。6月下旬には160%を超える水準まで上昇、過熱感が高まっ -
景気実態
2014-07-11 13:45はじめに。東京都議会での下品なヤジやら兵庫県の野々村議員の号泣会見やらと、地方議会の堕落や無責任さなどが曝け出されていますね。呆れてものも言えません。同世代の人間として恥ずかしく感じます。 これほど倫理観の薄弱な、且つその発言に責任感も感じられないレベルの御仁達を代議員として選出してしまったことに有権者は反省せねばなりません。こんな連中はサッサとリコールしてクビでいいと思います。 このようなことが起こるときには本当にネットの威力を感じますが、日本の通信環境が整っていたお蔭で、悪い奴らは直ぐに炙り出されます。その一方で同じ アジアとは言え、軍事独裁政権が牛耳るご近所では幾らネットが発達しても強力な情報統制がされてしまいます。恐ろしい国です。キムチ国はまた属国にされて しまうのか?そうならない為にも、我々の孫子のため、日本の政治家には十分に注意していただきたい。 話は変わって。先週のニュ -
為替市場動向~こう着放れは、秋風待ち?~
2014-07-10 20:172014年も後半に入ってきました。重要イベントや経済指標の見極めを理由に、相場は動かない理由をさがしているかのようです。とりわけ、ドル円相場の動かなさが目立ちます。 2014年前半のドル円相場は、昨年末の動きを受けて105円31銭という高値に始まり、年初来安値100円76銭、直近の7月8日ニューヨーク終値は 101円57銭です。このところの動きは200日移動平均101円84銭を挟み、上下往ったり来たり。イベント結果にも反応薄の限定的な動きが続いていま す。 年初来、各月の値幅の平均は2円50銭弱ですが、6月の高安の差は1円56銭しかなく、取引高も減少しました。80年代以来の「動かなさ」。超安定相場です。 昨年のドル円相場はそれまでの円高状態からデフレ脱却期待により大きく水準が修正されました。為替水準の見方の一つに購買力平価があります。OECDの 年次予測使用購買力平価(インフレ格差か -
有料メルマガライブラリから(109)『投資家が買うから株価が上がるのではなく、株価が上がるから投資家が買うのだ』というポイントを心に刻み上昇相場についていきたい
2014-07-09 18:48有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 =「『投資家が買うから株価が上がるのではなく、株価が上がるから投資家が買うのだ』というポイントを心に刻み上昇相場についていきたい」= (有料メルマガ第209回・2013/1/8配信号) ※注 2013年1月現在の内容ですので留意下さい。 【前略】 『株価が上がっていくことが最大のカタリストになったような印象を受けました。』ということを、自分の頭の中に刻み込んでいる投資心得に太字で書き込むた めに、工夫して短文フレーズにしたのが本日のコラムの『題』である『投資家が買うから株価が上がるので -
賢人バフェットに学ぶ投資と経営の成功法則 第5回
2014-07-09 18:46=バフェット流の本質(2)仕入れ力= 産業新潮7月号連載記事の冒頭部分です。http://homepage2.nifty.com/sancho/ ■仕入れ力 前回のブランド力以外のもう一つの重要な競争力が、【仕入れ力】です。 注意していただきたいのは決して「営業力」や「販売力」ではなく、「仕入れ力」であるということです。 企業の競争力を語るときには、華やかな営業や販売に目がいきがちですが、地味で目立たない仕入れ力こそ企業の競争力を左右する重要なポイントです。 すでに述べたブランド力を持っていれば、営業力や販売力は大して重要ではありません。それどころか、顧客が「このブランド以外は絶対嫌だ!」というよう な強力な商品であれば営業や販売は必要ありません。消費者自らが商品を探し、在庫のあるところまで足を運んでくれるでしょう。言い換えれば、強力なブラン ドを維持することこそが最高の営業・販売 -
まったく動きがないか低迷状態にある銘柄の研究
2014-07-08 21:281.再生医療のメディビックG(2369) 筆頭株主の売り物が続くメディビックグループ(2369)の株価は310円前後での推移が続いています。500万株所有していた筆頭株主が市場の内外で 売却しているためなかなか上にいかない展開ですが過去の値動きを見ていますとその月の前月の安値から20から30%程度の上昇は毎月続いていますので7月 も350円から380円程度までの値動きが期待されます。 6月の安値297円から30%上がれば386円。一般的には350円から360円程度がターゲットとなるかと見られます。 筆頭株主の持ち株比率は既に5%以下になっており、公表されなくなりましたが、恐らくかなりの株数が市場の内外で売却されていると見られます。 問題は新たな投資家のスタンスです。 短期の売買ではなく中長期スタンスで投資家が買っていないと、またすぐに短期の売りが出てきて頭が重くなる可能性がありま
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