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億近読者の皆様こんにちは。
お金教育に特化したFP、遠藤功二です。
新型コロナの影響により、2020年5月中旬現在、東京都内の小学校では、自宅学習が続いています。
親が忙しいと、どうしても子供にYoutubeやゲームを与えてしまい、「これでいいのだろうか?」と疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
また、教育に情熱をお持ちの親御様ほど、
「学校や塾の宿題だけでは学びが足りないのでは?」
「もっと、外に出て様々な体験をさせてあげたい。」
「勉強以外のことを子供たちに学ばせたい。」
と「教養」についても悩まれているのではないでしょうか。
家の中でできることは限られている中で、自宅でも手軽に取り組める学習方法として、私がお勧めしたいものが、「家庭内起業」です。
■家庭内起業とは
家庭内起業とは、家でビジネスを行うことです。
具体的にお勧めなのがカフェ経営です。
お子様に、お茶やコーヒーを作ってもらい、家庭内で100円で販売してもらいます。
親がお客さんになるので、サービスに意見をします。
例えば「このコーヒーは薄いね」とか、
「ずいぶん待たされた」などです。
そうすると、子供は傷つくかと思いきや、タフな子はしっかり工夫して質を高めます。
■家庭内起業での発見
家庭内起業をすると、普段のおうちのお手伝いとは違った発見があります。
おうちのお手伝いは、なかなか継続が難しかったり、せっかくやってくれたことを親が意見すると、すねてしまう子もいます。
しかし、家庭内起業でやることは、お手伝いではなくビジネスです。
ビジネスの場となると、子供も案外素直になります。
例えば、普段片付けができない子でも、
「仕事は片付けまでやって完了だよ。」と教えると、
仕事上の片付けは文句を言わずにやってくれたりします。
子供も、スーパーやレストランで、仕事をしている人を見ています。
「仕事はきっちり行うものである」ということがなんとなく理解できているのでしょう。
だから、「これは仕事だよ。」と言うと、ピリッと緊張感を持って取り組むようです。
■家庭内起業で親が得られるもの
家庭内起業をすると、親側が顧客や、管理者の立場になるので、新たな発見が得られます。
例えば、先程述べた「コーヒーが薄い」のような事って、もしかしたら多くのお客さんが思っている事なのに、言わないだけのことなのかもしれません。
大人の世界では、気が付かないうちにお客さんを失っているかもしれないわけです。
また、片付けに関しても、オフィスの机が散らかっている人も少なくないのではないでしょうか。
子供を指導する立場になって、自分に対して振り返りができることも少なくありません。
また、子供は正直です。
もしあなたの指導がパワハラなら、正直に反応を示します。
大人のようにポーカーフェイスでスルーしてはくれません。
子供に家庭内で何か1つビジネス興してもらうのは、親にとっても大変学びが多い取り組みとなります。
(遠藤)
[遠藤 功二氏 プロフィール]
日本FP協会認定CFP
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。
web:https://fpkun.com
メルマガ:https://mailseminar.fpkun.com/
メッセージ:koji.endo@fpkun.com
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