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有料メルマガ向けに高配当利回りの6銘柄で構築したポートフォリオを6月末にスタートさせましたが、2か月経過してベンチマークのトヨタ(7203)やTOPIXに対してアウトパフォーム。
既に直利10%以上の運用資産評価となるなど好調です。
このところ市場は明らかに主力大型よりも中小型株や高配当利回り銘柄に関心を寄せている証拠だと感じています。
1月26日にスタートした前回のポートフォリオ(下記参照)ではオークネット(3964)がリード役になって全体の成果を高めた結果となりましたが、今回は6つの高配当利回り銘柄の中でアクセル(6730)が一気にアクセルを踏み800円以下から1000円台乗せまで上昇。それを追ってセイファート(9213)が900円以下から先日は1500円台まで急騰を演じていました。既に6銘柄のすべてがプラスゾーンに踊り出ており、運用期間となる来年5月までの結果がどうなるのかメルマガ購読者や関係各位の皆さんが固唾を呑んで見守っておられるものと思います。
【1月25日スタートの300万円バリュー株安定型ポートフォリオ】
(1月25日株価⇒時価評価)
銘柄(コード)/組入株価/株数/投資金額
1.ウエスコHD(6091)/458円/1200株/55万円
⇒時価465円(+配当金16円)
2.中山製鋼所(5408)/430円/1200株/52万円
⇒時価557円(+配当金12円)
3.PHCHD(6523)/1731円/300株/52万円
⇒時価1584円(+配当金38円)
4.信和(3447)/833円/600株/50万円
⇒時価808円(+配当金43円)
5.日創プロ(3440)/593円/800株/47万円
⇒時価563円(+配当金15円)
6.オークネット(3964)/1534円/300株/46万円
⇒時価2100円(+配当金23円)
合計 投資額302万円⇒配当金込み時価評価335万円(+10.9%)
ベンチマーク:
TOPIX 1896.62⇒1930.17(+1.8%)
トヨタ(7203)2236.5円⇒2049円(▲7.1%)(配当金+28円)
【6月29日スタートの高配当利回りスタンダード銘柄ポート2022夏」
スタート:6/29(終値)⇒ゴール:2023年5月末
1.シンデン・ハイテックス(3131)
配当利回り5.89% 自己株買い実施中 PER5.1倍
開始時株価2109円⇒時価2158円 組入株数200株
投資額42万円⇒評価額43万円
2.アドヴァングループ(7463)
配当利回り4.90% 1Qに大幅な為替差益計上
開始時株価806円⇒時価817円 組入株数700株
投資額56万円⇒評価額57万円
3.セイファート(9213)
配当利回り4.04% PER8.4倍 下期配当金32円
開始時株価905円⇒時価1115円 組入株数500株
投資額45万円⇒評価額55.7万円
4.アクセル(6730)
配当利回り4.04% AI関連 無借金経営 R&D企業
開始時株価798円⇒時価991円 組入株数700株
投資額56万円⇒評価額69.3万円
5.ノバック(5079・S)
配当利回り5.1% 好財務内容のゼネコン PER5.6倍
開始時株価2134円⇒時価2354円 組入株数200株
投資額43万円⇒評価額47万円
6.信和(3447・S)
配当利回り5.32% PER7.7倍
開始時株価781円⇒時価808円 組入株数700株
投資額55万円⇒評価額56.5万円
投資額合計297万円⇒評価額合計328.5万円(+10.6%)
ベンチマーク:
TOPIX 1907.38⇒1930.17(+1.2%)
トヨタ 2128円⇒2049円(▲3.7%)
こうした中小型株ポートフォリオの運用状況をチェックしてみると、最近の株式相場の潮流が読み取れます。つまり市場は寄らば大樹から実利主義に移行していること。超大型株への投資をあきらめ中小型株へのシフトを行ってきたということ、米国市場の調整を背景にした展開だとも言えそうです。
そのポートフォリオ銘柄の中で現在波乱を描いているセイファート株については筆者が2月のIPO時からロングランで取り上げてきた銘柄です。時価総額が公開価格1120円だと14.8億円。株価はIPO直後に1650円
(時価総額21.8億円)の高値から1カ月で673円(時価総額8.9億円)まで売られてしまいましたが、その後は概ね時価総額は12億円前後で推移してきました。
何しろ発行済み株式数は132万株で、創業オーナーが上場時保有株を売却し持ち株会社の30万株と親族や役員の保有株を合わせても42万株程度しかなく90万株が浮動株としてもその時価は8億円余りにしか過ぎず、これに目を付けた投資家が出てきても不思議ではないと思われましたが、出てきたのはIBJ(6071)という上場婚活支援サービス会社でした。
同社は17日の12時に6万6500株(金額ベースでは推定6000万円)、5.03%の保有を明らかにしたことが伝えられたため17日以降強含んでいた株価は一気に1106円のストップ高(終値は1093円)を演じた。
更に22日の届出で保有株数が8万9000株(6.74%)に増加したとの開示から23日も1393円でストップ高。その翌日も一時時価総額20億円超えとなる1513円まで商いを伴って急騰しました。
しかしながらその後は短期投資家の投げ売りと利益確定売りが重なり先週は1073円まで値を消す場面がありました。引けにかけては多少戻り歩調となり1115円で終えていました。
それでもまだ6月末あたりと比べるとはるかに上昇した水準にあり、株価を安く売らざるを得ない投資家には申し訳ないですが、現状の公開価格水準の時価総額14.7億円から見ると今後も株価の大きな変動を伴うとしても市場の潮流が小型株を指向している限りはかなりの運用成果向上が期待できそうだと感じられます。
皆さんもこうした独自の視点で銘柄を選定しポートフォリオを構築しながら運用に努めて頂けましたら幸いです。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)