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記事 23件
  • 最新有料メルマガから「黒字を出し続ける企業にこそ、投資すべき時」

    2018-08-30 13:22  

     今回は特別に、本日配信の有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」のコラムの一部を掲載いたします。  自立した投資家、石川臨太郎の最新コンテンツをお楽しみ下さい。=コラム「黒字を出し続ける企業にこそ、投資すべき時」  (有料メルマガ第496回・2018/8/28配信号) 【前略】  なんと、この企業の株価がここまで急落するのか。滝のように落ちて行くのか。そう感じることが本当に多い8月の日本株の状況でした。  でも、この暴落は指を咥えて大きく上げてしまった、高値株をバーゲン価格で買うチャンスの時だ。そう考えて、落ちてくるナイフを掴みにいっては傷だらけになるような状況となりました。  しかし掴んで大きく下げた株は、売らないで損だしして、殆ど同値で買い戻してポートフォリオに貯めこんできました。  いま、改めにポートフォリオの状況を確認すれば、含み損が大きな株は、殆どない状況に戻
  • ある会社の社長交代

    2018-02-27 19:10  

     上場企業も千差万別。皆さんが投資されている企業の株価や業績はいかがでしょうか。  業績が悪い企業、良い企業、成長する企業、停滞する企業、赤字で四苦八苦していても株価が高い企業、未来に期待を持たせてくれる企業、夢も希望もない企業等々、様々。  株価の上昇や下落には市場の需給に加え、そうした企業ごとの立ち位置が相当に影響している訳ですが、企業の方向性を決めるのは社長の手腕や対応によるところが大きいことは言うまでもありません。  その企業業績を導いた社長への評価が株価に反映されていると言っても過言ではないと思われます。とりわけオーナー系にはそうした傾向が強いと言えます。  その社長にもいろいろなタイプがあることは言うまでもありません。  社長自らが私は無能ですと言うような社長は論外ですが、説明責任を果たしていない社長も論外です。社長は計画した業績を上げてなんぼということは当然なことですが、
  • 2018年における株式投資大作戦

    2017-12-13 10:57  

     早いもので2017年も残り3週間になってきました。  米国雇用統計の堅調さで米金利上昇観測の一方で国内GDP7-9月期の上方修正からSQを迎えた先週の日本の株式相場は堅調に推移しており、2018年に向け明るさが鮮明になりつつあります。  日経平均は再び23000円台乗せしそうな勢いですが、水面下では投資家の物色の矛先がどこに向かうのかが議論されているようにも感じられます。  日経平均をリードする超値がさ株の一角が主役となる中で蚊帳の外に放置されている銘柄も散見される中にあって皆様の2018年に向けたポートフォリオはいかがでしょうか。  上がった銘柄もあれば後半にかけ下げた銘柄もあって銘柄毎に動きの違いはありますので、そのあたりをどう見るかですが、安くなった銘柄をコツコツと仕込んでおくかそれともこれまで活躍してきた銘柄を改めて仕込み直すのか投資作戦は様々です。  私は今週から来週にかけ
  • 上場企業の株価形成と都知事選

    2016-07-26 19:13  
     日本の株式市場にはおよそ3600社もの上場企業が投資家の負託に応えようと事業を展開し一定期間に成果を出しながら評価を得て連綿とした活動を続けていきます。投資家はその業績などを吟味しながら、株価の位置やテクニカルな分析を行いつつ投資するのが普通です。  ただ、今回の任天堂株にような場合、業績がどうであれ今旬のブーム、世界的な社会現象をメディアが伝えることで投資家に投資意欲が湧いてきたことで株価上昇に拍車がかかったということが言えます。  投資家が特にどういう企業に投資するかと言うと、かつてケインズ先生が言ったとされるように美人投票と同じ原理で投資するという考え方です。自分の好みの美人ではなく多くの審査員が投票すると思われる美人に一票を投じるというのです。  現在の株式相場で言うなら強烈な勢いで上昇し、今後も株価上昇するとメディアが騒ぐ任天堂のような銘柄に投票ならぬ投資を行おうとする訳です
  • "私の職業は投資家です。"の時代

    2016-06-07 18:06  
    為替が一気に円高に進んだことで相変わらず日経平均は波乱の商状が見られます。その一方で着実に内需系銘柄には物色の矛先が向かっていると感じておられる方も多いのではないでしょうか。  こうした変動の激しい相場展開においては冷静に相場を分析する力が必要になります。相場に変動はつきもの。それに飲み込まれず過度に悲観視も楽観視もしないで着実な運用に努めて頂きたいところです。  少子高齢化や貧富の差が広がる中にあっても総体的な個人金融資産額は増加傾向にあります。皆さんが保有されている資産を安定的に増やす時代でもあります。  そこで求められているのは投資する企業を見極める目です。リスクを見抜きリターンを追い求める億の近道に集う皆さんのような個人投資家が株式市場内において着実に増えていると拝察します。  個人投資家の皆さんも様々な手段で企業経営者の話を聞く機会があるかと思います。中には直接IRセミナーなどで
  • IPO企業に求められるIR担当者の取り組み姿勢

    2015-12-15 16:50  
    企業には存在する以上は何らかの使命が与えられています。とりわけIPOしたばかりの会社には何のために上場したのか、どこを目指しているのかを投資家やステークホルダーに対してしっかり説明しないとなりません。  上場した以上は企業には成長を目指すことが求められます。成長する企業だからこそ、IPOを果たしたのであり、IRの担当者には、企業の成長とともにそれを投資家に説明する戦力となって頂く必要があります。  かつて、各上場企業には経営者以上に存在感が光る名物IR担当者がいました。  ホギメディカルでIR担当をしていたT氏などはその典型かも知れません。  自らを自社株のセールスマンだとして様々な機関投資家に説明に出向き、外国人投資家に熱心に説明をして企業価値を上回る評価を市場で得ていましたので、多くのアナリストやファンドマネジャーの間でMR.IRと呼ばれていました。  こうした個性豊かで熱心なIRマン
  • Mr.IRのいる企業の株価は上がる!?

    2015-12-15 16:47  
    平田機工(6258)の株価が堅調に推移しています。  熊本を拠点にした生産設備プラントエンジニアリング会社というビジネスを投資家に理解して頂くには、IR担当者は相当の覚悟が必要ですが、このところのIR手法はなかなか積極的です。  ドローンを用いた工場の俯瞰図を映像化して機関投資家やアナリストに見せたり、工場内のラインを企業に許可を得て映像化したりと工夫が見られます。  同社のIR担当者F氏は今年から変わったばかりで、力が入っています。  私のようなアナリストにも懇切丁寧に対応して頂き、わざわざ事務所に足を運んで頂くなど熱心です。私はこのF氏を今年のMr.IRとしたいと思います。  かつてのMr.IRは個性があって面白かったのですが、Mr.IRがいる企業の株価は上昇するということをこれから確認、検証していきたいと思います。  日本コンセプト(9386)N氏もそのMr.IRだし、直近ではトレッ
  • 沈黙期間という悪弊

    2014-12-02 22:46  
    上場した会社がアナリストに対して自社の決算内容を説明するのはごく当たり前のことですが、企業は決算発表を四半期ごとに行っているため、その発表前には沈黙期間を設けてアナリストをシャットアウトします。  株価の状況がどうであってもこの沈黙期間は堂々と適用されます。上場してかなりの時間がたっている企業ならともかく、上場後間もない知名度のない企業までもが、そうした対応でアナリストに会おうとしないのは問題です。  オウチーノ(6084)という会社は2013年12月にマザーズに上場した企業です。株価は上場(公募価格3500円で13万株発行)後に9550円ま で上昇しましたが、そこからあれよあれよという間に2000円割れまで下落してしまいました。今期決算の赤字転落が背景になっています。  私は株価が下落している同社に一度取材を試みましたが、沈黙期間に入ったということで担当者から取材拒否を受けたことがありま
  • OUCHINO(6084)のビジネスについて

    2014-10-07 22:20  
    あれほど耳につくテレビCMを続けてきたオウチーノ(6084)の株価が低迷しています。中古住宅などのインターネットサイトの運営をビジネスとして昨 年12月に上場した同社ですが、上場時の公募価格3500円に対して上場後の高値は9550円までありましたが、先週は2190円まで値を下げてきまし た。  先週末に開催されたフィリピンセブ島の不動産セミナーにとある方とのご縁で出席してきました。20名定員の会場は結構一杯でリクルートコスモス出身の方の詳細な説明もあって大変に参考になりました。  フィリピンは人口ピラミッドが日本とは反対で若い人が多く人口の増加が今後続くとされる国です。その中でもセブ島はリゾートでもあり人気のスポットとし て関心が高まっているようです。今の内に買っておけば儲かるのでは云々というセールストークもありましたが、今回のオペレーションホテルを購買すべきかど うかはともかくフィリピン
  • 有料メルマガライブラリから(113)決算短信の発表を見て、慌てて動くと痛い目に合う

    2014-08-07 01:21  
    有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=「決算短信の発表を見て、慌てて動くと痛い目に合う」=   (有料メルマガ第238回・2013/7/30配信号) ※注 2013年7月現在の内容ですので留意下さい。 ― 市場は様々な意見の投資家が動かしているので、のんびりと株価の動きを見てから、投資行動に出るほうがリスクが少ない ―  いよいよ3月、6月、9月、12月本決算企業の4半期ごとの決算短信の発表が始まりました。 【中略】  私は、7月26日の寄付き時点からD社の株価が上がるだろうと予想してウォッチしていました。  予想通りD社の株