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為替市場動向~人民元ショック、余波続く?~
2015-08-21 12:01日本のお盆ウィークに、中国人民銀行が3日連日行った人民元切り下げは、真夏の市場を人民元ショックで震わせました。 当面の通貨切り下げは完了したと見られていますが、原油を代表する資源価格の下落、新興国通貨、特に資源国通貨の下げ止まりません。今日は、ベトナムが自国通貨であるドーンを切り下げました。 中国人民銀行は、11日朝に人民元基準値を約1.9%切り下げ調整を発表。当日午後には、「必要な調整はした」、との当局発言も伝わったものの、翌日12日にも1.6%の基準値切り下げを行ったため、市場では中国政府の政策について様々が思惑が交錯しました。 通貨安戦争へ参戦か? かなり悪化した経済状況改善のための輸出振興目的か?等々の憶測が入り乱れ、不安感から世界的なリスクオフ心理が働いたのはご存知の通りです。人民元は、一時上海市場で5%以上下落する場面がありました。 市場が混乱したのは、通貨切り下げだけ -
有料メルマガライブラリから(158)バリュートラップに怯えすぎる愚はおかしたくないと考える日々が続く
2015-08-21 11:50有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 =「バリュートラップに怯えすぎる愚はおかしたくないと考える日々が続く」= (有料メルマガ第244回・2013/9/10配信号) ※注 2013年9月現在の内容ですので留意下さい。 株式投資など、相場といわれる投資対象で、長く運用を行っていると、相場での運用成績は運や偶然に左右されることが本当に大きいということを身に染みて悟らされます。 【中略】 運や偶然もある程度の努力で、より運が良くなるとか、自分に都合のよい偶然が起こる確率を高める、ということが出来ないわけではないと私自身は信じ -
食品株バブル?相場の行方 ~明治VS森永~
2015-08-19 12:17日本株を外国人の目線で捉えると日本人には気がつかなかった魅力的なセクターが食品。という訳で外国人投資家の関心が高い食品株にバブル相場とも言うべき展開が見られます。 安定株の代表とも言うべきセクターである食品や薬品株の異常とも言える人気の背景を遅きに失していると言われそうですが、一度改めて考えてみたいと思います。 まず初めに日本を代表する食品会社の株価と時価総額、今期予想経常利益、PERを掲げてみます。また、それぞれに昨年末の株価とも比較してみました。 皆さんは現在の食品株相場をバブルと見ていますか、それともバブルではないとお考えでしょうか。 株式相場は全体的には上昇トレンドを描いていますが、個別に見ますと二極化の展開が見られます。二律背反の値動きの上げ展開につくか下げ展開につくかで 運用成果は大きく違ってきますが、現在の株式相場で上げ展開が顕著な食品株をどう見るのかは今後の株式運用 -
直近IPOした銘柄の株価下落をどう見るか
2015-08-19 12:15全体相場が堅調に推移する中で直近IPOした銘柄には下落トレンドの株価が見られます。 例えば製造業向け人材関連サービスの平山(7781)の場合は、公開価格2130円に対して7月10日初値は2758円。高値は2783円でしたが上場後約1か月で2031円という安値まで下落しています。 この会社の場合は決算期が6月で13日にその発表を行いましたが、前期は上場時に公表した決算見通しを上回る順調な着地となりました。 今期の見通しも上場時に公表した通りとなり増収増益の基調を維持するという内容でしたが、株価はそうしたことを織り込んでおり、むしろ好材料が出尽くしたと判断したのか、発表後大きく売り込まれてしまいました。 本日の終値は2105円と戻ってきましたが、今期予想EPS150円に対してPERは14倍という水準に留まっています。 上がらないまでも下落する必要のない決算発表でしたが、需給の悪さを物 -
■好業績の内需低PER低PBR銘柄を研究! 石川臨太郎の有料メルマガ、好評配信中!!■
2015-08-19 12:14【勝ってる人は、読んでます】
「好業績の内需低PER低PBR銘柄を研究!」 銘柄研究に最適な有料メルマガです!クオリティをぜひ体感してください。 今週配信の有料メルマガでは、日本国内で必要不可欠な製品を持ち、今後の業績伸長が期待でき、財務内容も良く、現金性資産も多く保有しており、含み益の膨大な賃貸不動産なども保有する低PER低PBR企業を、研究銘柄として掲載しています。 また、コラムでは、「決算短信発表時に増益修正を行ったのに株価が大きく上げる株も、下げる株もあります。その企業の決算発表の癖を掴んでいれば合理的 ではない株価の下落に付和雷同させられることはありません。その下落をチャンスに変えることも可能です。」と題し、4月配信研究銘柄の、福田組とクリヤマ ホールディングスの2銘柄を検証。上方修正を行ったあとの株価の反応が正反対の銘柄を、業績予想や実績などを背景に今後の展望を行っています -
市場潮流
2015-08-19 12:12今週(8月10~14日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で205円11銭、率にして1.0%下落しました。 中国の中央銀行である中国人民銀行が11日から3日連続で人民元の基準値を引き下げたことで、中国の景気減速の深刻さが意識され、リスク回避の動きから、国内株式相場も伸び悩みました。 人民元切り下げはサプライズでしたが、中国政策当局のなりふり構わない景気対策の一環であり、早晩中国の景気底入れにつながるものと期待されます。た だ、天津での爆発事故により、中国の輸出の3割程度を占めるとされる天津港の機能が影響を受けている模様です。当面、日本企業の操業、収益への影響を注視 する必要がありそうです。 超大型上場となる日本郵政3社(日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険)の上場は、11月上旬との報道が流れています。 当コラムでは「早ければ9月にも上場か」と書かせていただきましたが、案に相違し -
【お知らせ】炎のファンドマネージャー有料メルマガ第54号配信中!!
2015-08-17 22:15月曜日の億の近道で、15年にわたり執筆を続けてきました、おなじみ「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」最新号が8月17日に配信されました。 企業プレゼン出席や企業個別面談などのアナリスト活動を基本にした、独自の目線の投資情報を毎週1回、月曜日に皆様にお届けします。 ★創刊号から第5号まで公開しました!ぜひお読み下さい!★ 創刊号→http://okuchika.net/?eid=5177 第2号→http://okuchika.net/?eid=5362 第3号→http://okuchika.net/?eid=5361 第4号→http://okuchika.net/?eid=5360 第5号→http://okuchika.net/?eid=5359 【8/17第54号では】 ■株式相場の視点 ■指数動向 先週高値を取ったTOPIX ■株価80円以下の低位銘柄フォ -
第一四半期決算の印象
2015-08-17 22:124月~6月期の四半期決算の数字が概ね出揃いましたが、13~14%程の増益の割には通期予想の修正は少なく、やはり控えめな予想を維持する会社が目立ちました。 石川臨太郎さん によると、上期以降の受注や売り上げ数値に自信を持っている会社ですら予想を据え置き、その一方で、中間期の予想も変えず会社も余裕を持っているにも関わ らず第一四半期が減益になっただけで売り込まれている、表面上の数値に反応しただけの銘柄も多数あるそうです。底の浅い市場です。 例えば、円安で潤って(利益がかさ上げされ)いて、且つ為替の前提を110円/ドルのまま据え置いているにも関わらず、そして受注や売上が見ているのに控えめな予想を維持しているなどは分かり易い例です。 もちろん将来に何が起こるか分からず経営者が慎重になることも理解できますが、それ以上に守りの姿勢が強く出ています。 一般的には自動車部品や電子部品メーカーなどが -
最近投資クラブで検討した株式 レオン自動機(6272)
2015-08-17 22:10約1年3か月ぶりのこのテーマ、 小屋が主宰している投資クラブで検討した銘柄紹介です。 日本株をやっている読者の方々には楽しみにしていただいているコーナーです。 ちなみに1年3か月前は第一実業株式会社(8059)をご紹介しましたがこの会社は投資クラブでも購入し、50%以上株価は上昇しています。 今回ご紹介する銘柄も果たして上手く行くのでしょうか? それでは、いつもの通りこれまで投資クラブで重視している企業選択の4つのポイントを確認してみましょう。 ・売上に対する粗利益率、当期利益率が高い会社 ・財務的に安定している会社 ・ROEが高い会社 ・多額の設備投資が必要でない会社 の4点を投資クラブでは重視しています。 レオン自動機は、マイナーな会社ですが、創業当初は包みあん製造機からスタートして、食品加工やパン製造機器メーカーとして世界中で販売を行っている、小型の優良企業です。 1.売上 -
特別配信:本日の有料メルマガから
2015-08-12 16:48いつもはバックナンバーから掲載しておりますが、本日は特別に、有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」今日配信したコラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎の最新コンテンツをお楽しみ下さい。 ==「時価総額が1000億円を超えている自動車部品銘柄には、急に資金が入って上昇する銘柄が増えてきた。流動性も重視しながら低PER銘柄に分散投資をしておけば、少し時間がかかっても運用成績を高めることが可能だと覚悟をきめた」== (有料メルマガ第342回・2015/8/11配信号) ―5月26日の研究銘柄 日本バイリーンが1200円でTOBとなった。先週のコラムで書いた日本特殊塗料も期待通りの業績上方修正で大きく上げた。業績 が良くなることが見えている低PER銘柄に投資しておけば、時間はかかってもキャピタル・ゲインが十分に期待できると痛感した。本日のコラムでは、7月以
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